2025年01月11日

2025年の決心

昨年は大変お世話になりました。

SENDAI柔術アカデミー代表の角田憲之です。

本年も変わらず宜しくお願いします。

さて2025年新年を迎えて皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私は昨年12月27日の最終レッスンを終えて自宅に戻りお風呂に入った後に突然の発熱に見舞われてしまいました。。

人生初の40度超えの高熱が4日間続くというある意味貴重!?な年末年始の休暇を過ごしておりました。

神様から休みなさいというメッセージだったのかなと思います。

振り返りますと昨年2024年は私にとっては激動の年でありました。

3月に長男の出産に立ち会い、そのわずか数カ月後の8月に父の最期を看取りました。

人がこの世に産まれる瞬間も人が息を引き取る瞬間に立ち会う事も人生初の経験でした。

未だに父の死はショックであり乗り越えられたのか正直分かりません。

 

少し父との話をさせて頂ければと思います。

私の父は2代目経営者であり、私の祖父が肥料店として起業した会社を幼少時代から手伝い、LPガスに事業を変化させ会社を大きく成長させていきました。

私が小さい頃はよく父のガス配送トラックに乗せられてお客さんの配達に一緒に行くのが楽しみであり、父がガスボンベを軽々持ち上げている姿がとても誇らしかったことを覚えております。

LPガスや灯油の配送を行う際には、お客様のご自宅の中にお邪魔することもありその際に父はキッチンや台所が汚れているのに気付き掃除を行うなどお客様にとても喜ばれておりました。

父としては当たり前のことをしていただけだと思いますが、当時小学生だった私は「仕事って人を喜ばせること」なんだとその時に父の背中をみて感じるものがありました。

2011年には東日本大震災により実家も会社もそしてお客様も津波による被害を受け、事業も生活も危ぶまれる危機的状況に陥りました。

父はそのような状況にも負けずに事業を見事に復興させ現在は3代目である私の兄が事業を継承しております。

そんな中2015年に私が会社員を辞めて今の道場をやりたいと話した時も実家に戻ることを許してくれ否定もせず夢の応援をしてくれました。

父としては会社員として安定して働いて欲しかったと思います。自分が小さいころから仕事一筋で生きてきたから息子には好きな事で生きて欲しかったと後から聞きました。

道場を立ち上げた後も父は頻繁に私の話を聞いてくれました。会員さんたちの話をたくさんしました。自分の道場にはこんなに素敵な人たちがいて毎日が楽しいと。

父はずっと笑顔で私の話を聞いてくれました。

そんな父も2年前に大病を患い生死を彷徨う大手術を乗り越え、その後にも手術を行い歩けるようになるまで順調に回復していたと思われた昨年に救急車で運ばれ再度手術で一命を取り留めました。

安心した矢先にステージ4のガンが見つかりました。

それでも懸命に病に立ち向かい抗がん剤を打っては体調不良になりながらも最期の最期まで病に前向きに立ち向かっておりました。可能性が少しでもあるなら諦めずに挑戦する父らしい最期でした。

父が亡くなる前日に実家に戻り看病していた際にもう意識もほぼ無い状態でも「憲之、道場は大丈夫なのか?」と最後まで気に掛けてくれました。

自分が一番苦しいはずなのに、息子が大切にしている事を最後まで気に掛ける父の愛の深さを思い出すと今も自然と涙がでます。

 

人はいつか必ず死にます。父からは命あるかぎり諦めずに挑戦することを最後に教わりました。

私の今後の人生のテーマは「縁が会って出会えた人たちの挑戦を応援する」ことです。

そして同時に私自身も誰よりも「挑戦者」であり続けたいと思います。

 

今年2025年でSENDAI柔術アカデミーは10周年を迎えます。

この世で一番自分を愛してくれた父には、もう会えなくなりましたが、

いつかあの世で再会した際には、胸を張って父に自慢出来るような道場にしたいと改めて決心しました。

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