グレイシー柔術とは

グレイシー柔術とは?

グレイシー柔術(ブラジリアン柔術)とは、寝技・関節技を主体とした実践的な格闘技であり、1900年代講道館の柔道家・前田光世が、柔道使節団の一員として渡米。
柔道の普及のため、各地でボクサーや拳法家、プロレスラーと「異種格闘技戦」を行いました。
世界を転戦し、1000戦以上に及ぶ試合に勝利をおさめた彼は、最後に移り住んだ南米ブラジルで、移民の息子カーロス・グレイシーに、護身術として柔術を教えることになります。
カーロスの末弟エリオ・グレイシーによって、高められたその格闘技術は、「グレイシー柔術」として、以後60年にわたり、ブラジルで独自の進化を遂げていったのでした。

やがてその完成された技術体系は、1993年、アメリカで行われた総合格闘技の大会で本領を発揮することになります。一族の代表ホイス・グレイシーは、参加選手中、最軽量にもかかわらず圧倒的な強さで優勝をおさめ、グレイシー柔術は一躍、脚光を浴びることになりました。

グレイシー柔術の他流試合・総合格闘技における有効性は、現在の総合格闘技大会などで既に証明されていますが、実際のグレイシー柔術の姿はあくまでもセルフディフェンスとしての組技格闘技です。力の弱い子供、女性など体格や性別を問わず自分を守る”セルフディフェンス”が本来のグレイシー柔術の姿です。誰にでも身につけられる実践的な格闘技として、またゲーム性が高く楽しめる生涯スポーツとして、今なお発展をしています。

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柔術の魅力

1.誰でも気軽に始められる、敷居の低さ
厳しい上下関係や、怖い、痛い、殺伐とした雰囲気など、格闘技道場にありがちな敷居の高さがありません。フレンドリーな環境で、無理なく自分のペースで練習できるスタイルが、忙しい現代人の生活にマッチしています。

2.何歳になっても続けられる、年齢層の幅広さ
柔術の年齢層としては幼稚園児から80歳の高齢の方まで幅広い方が楽しんで練習をされております。30代、40代の初心者から始めても、ライフスポーツとして続けられる楽しさは、柔術の大きな特徴と言えます。

3.小さな人でも大きな人に勝てる、ゲームとしての面白さ
柔術には、体格や腕力で上回る相手を制するための、テコの原理による多彩な技術があります。相手の力を技で制し、先を読み、勝利を狙う。まるで体を使ったボディチェスのようなゲーム性の高さ、奥深さも魅力です。

4.素質や才能によらず、本人の努力次第で上達できる充実感
グレイシー柔術は、誰もが身につけられるよう工夫された格闘技です。素質や才能に頼るところが少なく、努力したぶんだけ強くなれます。

5.打撃がなく、体を痛めることが少ない安全性
柔術の練習は打撃がなく、寝技主体になります。タップ(参ったのジェスチャー)が出来れば誰でも安全に練習することが出来ます。